
今回は昔遊んだアトリエシリーズ「不思議の3部作」を軽くレビューしていきたいと思います。ちなみに、僕が遊んだのはPS4の通常版で「DX版ではない」です。
※ ここで挙げられてるバグやフリーズの問題点は、DX版で改善されてる場合があります。
ソフィーのアトリエ 不思議な本の錬金術士 感想レビュー
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キャッチフレーズは「そろそろ世界を救うのにも飽きてきた」。
発売されてるハードはPlayStation4、Nintendo Switch、Steamなど。
ジャンルはRPGで、パズル要素があります。

・ 軽いあらすじとか
ソフィーのアトリエは不思議シリーズの最初の物語で、主人公の名前はソフィー・ノイエンミュラー。年齢は16歳で身長は154cm。
ソフィーは錬金術(素材から道具などを生み出す技術)をおばあちゃん(故人)に教わっており、物語の開始時点から錬金術を行うことができます。
……けれど、その腕前はまだまだのようで──。
・ ソフィーについて
ソフィーはアトリエシリーズの人気投票で一位を獲得したほどの人気キャラクターです。
また、2022年には正当な続編である物語、ソフィーのアトリエ2も発売されました。

・ ストーリー
ストーリーの内容は「錬金術士のソフィーがプラフタと呼ばれる本を人間に戻す為の物語」で、基本的にはほのぼのしてます(シリアスはかなり少ないです)。
ちなみに、「そろそろ世界を救うのには飽きてきた」というコンセプトの通り、世界は救いません。……ただ、錬金術の素材を集めるためにドラゴンや魔王的な存在とは戦いますね。

・ 戦闘
バトルシステムはターン制。敵に多くのダメージを与えれば「相手の行動ターンを後方に吹っ飛ばすことができたりする」ので、まあまあ戦略性もあります。
基本的には錬金術で作った有限のアイテムを使用して敵と戦うことになるので、戦闘前の準備が非常に重要ですね。──というか、戦闘前の準備をするのがメインのゲームです。

・ 錬金術
錬金術は上の画像のようなパズルゲームで、上位の窯を使えば使う程複雑に(パズルが難しく)なっていきます。……ただ、それほどこのパズルゲームは難しくなくって、初心者でも簡単に、楽しく遊べる難易度になってるなって感じました。最悪パズルはできなくても、ゴリ押しで進められます。
・ 素材集め
「品質の良い素材」を使うことで「優れたアイテム」を作ることができるので、素材集めや素材選びをしている時間も楽しいです。地味なので作業感はありますけど😅

・ レシピ
アイテムを作るにはレシピが必要です。
レシピは「敵を一定数倒したり」「未踏の地に到達すること」で解放されるので、レシピ発想を進めていけばおのずとストーリーも進みます。このレシピ要素のおかげか「遊んでいて「迷う」ということがほとんどなかった」ので、そこはかなり良い点ですね。
・ オヌヌメ
一番最初にアトリエシリーズを遊ぶなら、ソフィーのアトリエは凄くオススメです!
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・ やり込み要素
高難易度のより難しいボスもDLC(無料)を導入することで戦うことができるので、やり込み要素も結構あります。品質を上げまくって希少な特性を付けるのがこのゲームのだいご味ですね。
・ このゲームの悪い部分
全体的に悪い部分はないんですけれど、「初心者向けのゲームだから少しだけパンチが弱いかもしれないな~」と思うことがあります。もう少し尖った部分があっても良かったんじゃないかなって印象ですね。
フィリスのアトリエ 不思議な旅の錬金術士 感想レビュー
・ 個人的には
フィリスのアトリエは個人的にはあんまりって感じです。つまらないわけではないんですけど、不満点が多いです(世間の評価は良い方だと思います)。

・ フィリス
主人公はフィリス・ミストルート。暗い洞窟の中に住む一族の女の子で、外の世界に強い憧れを抱いてます。
おとなしそうな見た目とは真逆の性格で、かなりうるさくて明るい子。「ギャハハハ」って笑います😅 元気でいいね。
・ ストーリー
物語の開始時に前作主人公のソフィーと出会うことでフィリスは錬金術士となって、外の世界へと旅立つことになります。
舞台は準オープンワールドですね。ルート分岐とかあります。

・ 錬金術
錬金システムは基本的に前作とほぼ同じなんですけど、細々とした部分がかなり良くなってます(これはかなり好印象)。
触媒という特殊なアイテムが生まれたことで錬金の幅が広がったので、前作をやり込んだ人でも楽しめる作りになってます。
超弩級調合に関しては──まあ、悪くないんですけど、ストーリー用の限定的な調合でしたね。素材を集めるのが楽しかったから嫌いじゃないんですけど、クリア後に超弩級調合を使うことはほとんどなかったです。

・ クエストの見にくさ
──で、個人的には微妙だなって思った原因はクエストです。
マップが見にくくてUIが親切じゃないので序盤はかなり苦戦しました。ピンの存在に気づくまではマジでストレスがヤバくて、かなりだるかった思い出。
フィールドが広くてNPCを探すのも大変だからもうね……、これは本当になんとかしてもらいたかったです。

・ テントのロード
アトリエ(テントアイテム)も少しだるかったですね。
焚火のある場所ならどこでもアトリエのテントを張ることができるんですけど、張るたびに長いモーションを見せられるから面倒です。
・ 時間の流れ
時間の要素も調整が甘かったんじゃないかなと感じました。
夜になると店が閉まっちゃうんですけど、時間の流れが適切じゃないせいで店に入れないことが多々ありました。アレは間違いなく調整ミス。

・ 爆速すぎる箒
新要素の箒は爆速で面白かったです。あまりにも早すぎて笑えてきますけど。
・ 飴の効果が短すぎる
水中を歩くために使う飴も効果が妙に短くて、めんどくさかったです。どうしてあんな短い時間に設定したのかは謎。
・ フリーズ
黄昏以降のアトリエでは一番バグとフリーズが多いです。
・ なぜ細かな部分が酷いのか
ガストブランド(開発してるところ)が一番ゴタゴタしてる時期だったからだと思います。デバッグ不足ですね。
・ 一部の陰湿なキャラ

それと、一部のキャラクターが陰湿で好きになれなかったです。
アトリエシリーズはまあまあやってるつもりなんですけど、キャラが好きになれなかったゲームはこれだけですね。外の世界の厳しさ(?)みたいなものを伝えたかったんでしょうけど、なんか怖くて無理。職場の嫌な先輩みたいな人が多すぎます(主に公認錬金術士)。
・ 全体的な感想
戦闘や調合みたいな「前作から引き継いだ要素」は良くなってたんですけど、新要素はだいたいどれも調整不足と感じました。流石に開発時間が短すぎたんじゃないかなって思います。
ただ、ストレスは貯まるけど滅茶苦茶つまらないってわけではないです。面白いのは面白いんですけど、地味に嫌な部分が多いゲームですね。
リディー&スールのアトリエ 不思議な絵画の錬金術士 感想レビュー
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名作!
・ アトリエ最高傑作
リディー&スールのアトリエは、アトリエの中で一番最高の傑作だと思います。
W主人公の作品で、「姉のリディーと妹のスールが街一番の錬金術士を目指す」という物語です。かなり楽しかったと感じました。
不思議シリーズの最後の作品というだけあって、どの要素もクオリティが高くて洗練されてますし、前作のような調整の甘い部分も今作はなかったです。
・ 調合システム
調合システムに「活性アイテム」という要素が追加されて、これが錬金の幅をかなり広げました。調合時の効果項目を全部取ろうとすると素材厳選からブロックの置き方までかなり気をつけなければいけなくなるので、頭を使えて楽しいです(ゴリ押しも可能)。

・ 戦闘
戦闘の要素もかなり進化していて、スキルの役目がかなり大きくなった印象があります。
戦闘中に調合できる「バトルミックス」や「コンビネーションアーツ」など、やれることもいっぱい増えて楽しかったですね。
パーティーメンバーの大半が錬金術士なので、アイテムも使いやすくなりましたし、結構序盤から「アイテムを自動補充してくれる要素」も解禁されるので、希少な攻撃アイテムも迷いなく使うことができて遊びやすくもありました。
……。そして、スールがね。かわいいのよ。

アトリエは毎回ストーリーが大味なんですけど、今作は話の流れがまあまあしっかりしていて最後は泣けました。
登場するキャラクターがみんな優しくて、凄く良いんですよね😭
不思議シリーズの最後を飾る作品なので、やってない人はぜひ! 遊んでみてください。
・ 遊ぶなら
リディー&スールは不思議シリーズの完結編なので、初心者の人はソフィーのアトリエから遊ぶことをオススメします。──リディーから始めても楽しめるとは思いますけど、ソフィーからやった方が絶対にいいです。
・ トロフィー
どの作品もトロコンは簡単ですけど、クリア後のボス戦とかがちょっと作業感強めです。同じボスと何十回も戦う必要があります(これ、なんとかしてほしいですね😅)。
・ アトリエの記事
別シリーズの感想も書いてるので、興味がある人はチェックしてみてください。そのうちDX版も遊ぶつもりなので、クリアしたら個別に感想を書きたいと思います👊😆
フィリスのキャラが苦手なのはわかる