名画謎解き鑑賞(2015発売・佐藤晃子著)の感想。美術検定を受けたいと思っている


 そろそろ絵の勉強を真面目にしようと思い、佐藤晃子著の「名画謎解き鑑賞(2015発売)」を購入した。

文庫本サイズ

 サイズは文庫本(ライトノベルとかと同じサイズ)。

 値段は定価880円。出版社は中径の文庫。

 この作者さんの本で有名なのは


 これ、あたりが有名だと思う。

 というか、もともとは美術検定を受けるために↑のやつを買おうかと思っていたんだけど、「事前情報も試し読みもなしに買うのはちょっと怖いな~」と思ったので、今回の本を購入した。

 普通にいい本だった

 今回購入した「名画謎解き鑑賞」は美術入門の本としてかなりいい本だったと思う。疑って申し訳なかった。

わかりやすい

 文庫本サイズだけどカラー。

 1ページを丸ごと使った絵やその解説などは、素人にとってはかなり分かりやすくて良かったと思う。良質な考察本を読んでいるような感覚。

 たとえばボッティチェリのヴィーナスの誕生に描かれているガマ(植物)は天空の神ウラノスの去勢を暗示している説があるだとか、レオナルドダヴィンチのモナリザには輪郭を描かない技法「スフマート」が使われているだとか、そういう感じの雑学めいたことが書かれていたのが良かった。

教科書みたいな感じ

 字も詰め詰めじゃなくてよかったと思う。

 全ページカラー。画家の来歴とかも書かれていたので、これ1冊で学習ができると思う。オススメ。

 西洋の他に

 西洋絵画の他に日本絵画の解説もあって良かったと思った。

 日本絵画は一切勉強するつもりがなかったんだけど、コレを読んだら「日本絵画も勉強しなきゃな~」って、考えを改め直すことになった。

 100の名画入門も美術検定の本と合わせて購入しようと思う。