早くこの記事を下の方に埋めたいと思う。
批判的すぎて(嫌われそうで)あんまり見られたくないのだけど、他の場所などで言った「AIに対する僕の主張」を全部消してしまったので、この記事だけを残したいと思う。
・ 前提
まず大前提として、「僕は(ChatGPTのような)AIのことが嫌い派である」ということを表明しておきたい。ただべつに、イラストレーターを守りたいという御立派な主張をしたいわけでもない。僕は(グレーな)AIや論争とは関わりたくないというだけの話。
また、医療や数学分野などでのAIの使用は一切考慮していない。主に日常や創作での使用の話。これに関しては「誰でも使える無法な現状がよくない」という反論ができるが、そこまで話を広げたくないので無視してほしい。
正直、この記事は書きたくはなかった。書きたくはなかったのだが、最近は「要約」というものが流行っている。
グーグル検索やツイッターにも実装された要約機能。プロフィールにある要約ボタンを押せば、その人物を要約してくれるという便利機能なのだが、明らかに主張したいことと異なることをアイツは表示してくる。
迷惑だ。非常に迷惑。
なので、この記事を書くことにした。あと、「ページを最後まで読むとこの記事はAIが書きました。って出てくるやつではない」ってことは先に書いておく。あれ、キモキモ人間の波動を凄く感じるよな。
・ AI賞賛、もうダルい
僕は努力と才能が大好きなので、「人間の負けだ」だとか「AIにはもう勝てない」みたいな発言がかなり嫌いだ。
最初はウケていたのかもしれないけど、もうすっごくダルい。1度ウケたギャグを無限に繰り返してるジジイと似たダルさを感じる。
自分の本に対して「拙作ですが」みたいな発言も大嫌いだし、引っ越しの際に言う「つまらないものですが」みたいな言葉も僕は嫌いだ。
冷笑、というのか。謙遜、というのか。
哲学でいうならソクラテスの「無知の知」を引用するような人間が嫌いだ。
僕は常に自信満々でいる。僕は凄い。最強。全知の王。
努力と才能で生きている。
そして、僕と同じ努力と才能で生きている人間を愛している。誇りに思っている。
見下すんじゃねえよ、オレたちは本気でやってんだよ!
自分の知を誇れ。
知の知。ダブルエイチ。
・ 一度は消したAIの記事
昔、ミッドジャーニーというAIが流行り出した時期に、何本かこのブログでAIの記事を書いた。
その時の僕は、「AIが流行るとアマゾンのような電子書籍のマーケットがぶっ壊れる(ゴミ本の乱立)。アイツらはウォルマートと同じだ(ダンピング、アメリカ格差の問題)。AIが流行っても1次産業は死なない(結局大変な仕事は消えないし、格差が広がる)。AIで失業者が増えると職業の奪い合いが始まる(技術者は高学歴のため、最終的に追い出されるのは一般人)。人間を諦めないでほしい」ということを書いたと思う。
今もその考えは変わっていないのだが、AIの話題は凄くデリケートだ。正直言ってAI肯定派ともAI反対派とも関わりたくないから消した。でも、内部データがどっかに残ってるみたいで痕跡を消しきれない。だから言い訳ついでに書いておくことにした。
・ 昔はBOTを作っていた(遊びで)
間違いなく僕は反AIなのだが(この言い方も色々言われててダルいのだが)、昔はBOTを作っていた。特定のツイートをすると勝手に反応する「ちゃんとしたやつ」で、Twittbotとかそういう誰でも使えるサービスじゃなくて、独立して動いている結構真面目なBOT。昔は発信したサービスがわかるようになっていたんだけど、「そこがちゃんと独立したやつ」って言えばわかる人にはわかるだろう。
なので、チャットBOTとか、本来の意味でのAIとかは嫌いじゃないし、好きな方ではあると思う(このブログだって独自ドメインを取ってワードプレスで書いてるんだからそりゃ、僕は技術者側だ。科学誌だって読んでるし論文だってたまに読んでる(イキリ))。でも、自信満々に言えるほど科学に詳しいってわけでもない。ただ、「科学や本来のAIは好きな方ではあるんだよ」ということは言っておきたかった。
・ ダメなAIの順
最近流行っている大半のAIが個人的にNGだ。
画像生成AI、ChatGPT、Grokの順でダメ。
逆に大丈夫なのは、シンセサイザーV(ボカロみたいなやつ)とか、手振れ補正とかその手のやつ(何が違うのかと聞かれれば、一番の要素は信頼度とかになってくるのか。べつに僕はディープラーニングそのものを否定してるわけではない。また、許可された以上の振る舞いをしない(完全な道具として収まっている)点も僕が許せる理由だと思う)。
チャットボットは前記のとおり。本来は自分で作っていたくらいだから、そこを批判するつもりはない。仮にChatGPTに検索機能が一切入っていなくて、疑似人間みたいなタイプのAIなら僕は批判も嫌悪もしていなかったと思う。
やっぱり、元データの依存度が僕の好き嫌いの判断基準なのだと思う。いけ好かない検索マシーンと、特に嫌いではないチャットボット。ふたつの要素を持っているせいで、僕の意見がわかりづらくなっているかもしれない。
また、手ブレ補正AIなどには被害者がいないが、GrokやChatGPTのようなAIには確実に被害者がいる。このブログだって本来入るべき広告収入が要約機能などで減少している(と思う)。単にPV数が流れただけなら許せるけど、僕のデータを使った上で損をさせられてる(と思う)から、モヤモヤする。引用・もとになったデータの表記だけはちゃんしてほしい。べつに金とかじゃない。依存度が高いくせに、引用元・データ元を蔑ろにしているのが気に食わない。
以下、問題点に対する内容。
・ 誤った情報の蔓延
ハルシネーションってやつ。
昔から「Wikiはソースにならない」って主張があったけど、今は「AIはソースにならない」って時代になったと思う。Wikiはまだ引用元があったからよかったけど、AIは完全に引用元がデタラメ。
この記事を書く原因にもなった「要約機能」にはめちゃくちゃ迷惑している。
あと、フリー画像のサイトでAIの画像が出てくるのがムカつく。やめろよ、AI画像をフリー画像サイトに投稿するの。
そして、日常的な用途では普通に使えない。
仮に、完全に信用できる情報を出してくれるのなら使えるとは思うけど、嘘ばっかり吐くから現状は1ミリも使えない。それどころかこの、ポンコツアンドロイドを一般人がありがたがって使用するので無視をすることもできない。
修正作業(ヘンな要約を出させないように言葉を選ぶ作業)が1つ増えた。正直滅びてほしい。地味ドロイドは掃除でもしていてほしい。
情報なんてまともなサイトや本を読んだ方がすぐに手に入るし正確。こんな道具はインターネットを使いこなせない凡人のレベルが10UPしただけ。1000レベルの人間たちが生み出した本物の知識には一生敵わない。
(ただの愚痴!!!)
・ 狙い撃ち(特定の絵柄の模倣)
これは大問題だと思う。
よく「AI画像はコピペ・コラージュではない」という意見を見るのだけど、元のデータに依存しすぎている時点で本質的にはコピペ・コラージュと変わらない。「一度データ変換してるから~」なんて言い出したらPCのデータは全部そうだろう。0と1の計算機だぞ、PCは。
次に文章。
画像ではなく「文章のクセ」とかになってくるともう証明のしようがないけど、文章の狙い撃ちも僕はよくないと思う。仮に僕の文章・文体がパクられたら僕は気づけると思うし、好きな作詞家が書いた歌詞でも気づけると思う(証明する方法はないが)。
話は変わるけど、映画「イエスタデイ」。僕はこの映画が大嫌いだ。
内容は「ビートルズが消えた並列世界で主人公が(ビートルズの歌をパクって)無双する」って感じなんだけど、最後はなぜか感謝をされるんだよな。意味不明。
ビートルズのいない世界に(主人公の下手くそな手を介した偽りの)ビートルズの歌は必要ないと思うんだけど、キミはどう思う? 明らかにビートルズの努力を冒涜しているし不愉快だよな。
ちなみにこのイエスタデイという映画、世間では結構いい評価である。
・ AIって創作だと主人公側が多い
過去と支配するものを破壊することが創作ストーリーの基本だから、AIってどうしても主人公サイドになりがちなんだよな。イエスタデイが(創作者側からしてみればムカつく映画なのに)世間で評価されてるのは主人公にとって都合のいい部分しか映していないからだろう。
でも、この世の中ってみんなが主人公だ。
僕がジョンレノンだったらイエスタデイの主人公をぶん殴ってるね。「僕だったら」の話だけど。
・ クリーンではないデータ
大量に学習したデータはクリーンでない可能性が高い(というか、画像AIに関してはダンボールというサイトが原因)。
「生成したらラブライブのロゴが現れた!」とかがわかりやすい例だろう。コレが判明した原因はやっぱり依存度による部分がデカいと思う。
仮に元のデータを用いて全く異なる物が出力されるのなら、僕は何ひとつ問題ないと思う。けど、やっぱり今のAIは元のデータに依存しすぎている。
綺麗な画像を出力するためには、綺麗な元のデータが必要になる。綺麗な文章を出力するためには、綺麗な元のデータが必要になる。
この際、最も問題があるのはプラスとマイナスのプロンプトだろう。これは明らかにデータのプールを縮小する行為だ。縮小する=元画像の依存度が高くなる、ということである。
仮に、使用されたデータのパーセンテージが完全に表示されるのなら僕も「AIはセーフかもな。使ってもいいかもな」って考え直す可能性はある。けど、AIの内部には数列に変換されたデータしかなさそうなので、一生僕の中では黒に近いグレーだと思う(正直、技術的なことはそこまで知らない。元データに対する依存度が高いことは疑いようもない事実だと思うけど)。
・ 仮に、完璧にクリーンで今以上のレベルを持ったAIになったら
机上の空論だけど、そうなればセーフだと思う。
まあ、LLMの性質上そうなることはないだろうから、そう言ってるだけの可能性はある。
・ 自作発言がキモイ
これはもう、キモイとしか言いようがない。
AIではなく倫理の話。
・ 2次創作はセーフでAIはアウトなのか
これについては思うことがある。
僕は昔、コラ画像を作ったりボケてを投稿していたのだけど、謎のYouTuberに動画化されて勝手に使われたことが何度かある。
僕はたいそう怒って、「なんだこのウンチボイスは! つまんねえんだよ!」とキレていたのだが、コラ画像やボケての元になった画像は明らかに人様のものだった。
はて? 我も悪よな。
でも、仮に僕がジャンプ作家で自分が書いた作品をコラにされたり、2次創作をされたりしたとしてもイヤではないんだよな。
コラ画像にアフレコをするのは悪か? コラ画像を作ることは悪か? AIは悪か? 二次創作は悪か? オマージュは? パロディは? どこからがパクリだ? どこからが悪だ?
ハッキリ言って主観でしかない。
そして、Aが良いからBも良いってわけでもないし、AがダメだからBもダメってわけでもない。人間ごとにセーフラインがあって、それらの中央付近が社会倫理のセーフラインになっている。
この国は民主主義国家だ。
そして、著作者は著作物の権利を持っているという要素もある。
自分の主張を言うのは良いだろう。相手の主張にケチをつけるのも良いだろう。でも、だいたいそういうのは全部感情的なものだ。
・ ファクトチェック
僕は昔から、何を聞かれても答えられるタイプの人間だった。
だからわかる。
エックスで(悪口を言うときはツイッターではなくエックスで)、「ファクトチェック!」と聞く人間はすぐになんでも聞いてきた人間なのだと!!
相手のことを全知だと思ってるのか。
いや、僕は神に類するレベルの全知なのだが、他人やAIのことを全知だとは思わないでほしい。疑え、相手の知識を。
そうすればお前も僕のステージにたどり着ける日が来るだろう。
思考することこそがファクトチェックなのだよ。
お前の魂にファクトチェックしろ(魂は脳にある派)。
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